研究会賞
令和5年度 研究会賞 受賞者
小森 里美 氏(神戸大学大学院医学研究科 生化学・分子生物学講座 特命助教/応募時)
応募論文
CD47 promotes peripheral T cell survival by preventing dendritic cell–mediated T cell necroptosis.
Proc Natil Acad Sci U S A. 120(33): e2304943120 (2023)[PubMed]
受賞者の先生には、日本プロテインホスファターゼ研究会国内集会において、賞状および記念品を贈呈させて頂く予定です。また、受賞講演を行っていただくことになっております。皆様どうぞ奮ってご参加下さいますよう御案内を申し上げます。
研究会賞 各賞歴代受賞者
日本プロテインホスファターゼ研究会功労賞
第1回(2006/平成18年度)
- 菊池 九二三(北海道大学遺伝子病研究所)
第2回(2007/平成19年度)
- 矢倉 英隆(東京都医学研究機構・東京都神経科学総合研究所 参事)
第3回(2009/平成21年度)
- 矢澤 道生(北海道大学理学部)
第4回(2010/平成22年度)
- 田村 眞理(東北大学加齢医学研究所)
第8回(2014/平成26年度)
- 原島 俊(大阪大学工学部)
第12回(2018/平成30年度)
- 野田 昌晴(基礎生物学研究所/東京工業大学)
第14回(2020/令和2年度)
- 島 礼(宮城県立がんセンター研究所)
- 鍔田 武志(東京医科歯科大学 難治疾患研究所)
- 中釜 斉(国立がん研究センター)
- 畠山 昌則(東京大学大学院医学系研究科)
- 的崎 尚(神戸大学大学院医学研究科 )
第16回(2022/令和4年度)
- 杉浦 麗子(近畿大学 薬学研究科)
- 渡邊 利雄(奈良女子大学 自然科学生物科学領域)
- 佐々木 雄彦(秋田大学医学部病理病態医学講座 感染制御分野 教授)
- 新谷 隆史(基礎生物学研究所 助手)
- 該当者なし
- 該当者なし
- 髙橋 昌史(東京大学大学院医学系研究科 特任研究員)Takahashi, A. et al. SHP2 Tyrosine Phosphatase Converts Parafibromin/Cdc73 from a Tumor Suppressor to an Oncogenic Driver. Molecular Cell 43(1):45-56 (2011)
- 持田 悟(熊本大学大学院先導機構 特任助教)Mochida, S. et al. Greatwall Phosphorylates an Inhibitor of Protein Phosphatase 2Α That Is Essential for Mitosis. Science 330(6011): 1670-73 (2010)
- 関根 悠介(東京大学大学院薬学研究科 助教)Sekine, Y. et al. The Kelch repeat protein KLHDC10 regulates oxidative stress-induced ASK1 activation by suppressing PP5. Molecular Cell 45(5):692-704 (2012)
- 該当者なし
- 該当者なし
- 草苅 伸也 (東京医科大学 薬理学分野 助教)Kusakari, S. et al. Shp2 in forebrain neurons regulates synaptic plasticity, locomotion, and memory formation in mice. Molecular and Cellular Biology 35(9): 1557-72 (2015).
- 菊地 逸平 (東京大学大学院医学系研究科 特任研究員)Kikuchi, I. et al. Dephosphorylated parafibromin is a transcriptional coactivator of the Wnt/Hedgehog/Notch pathways. Nature Communications 7, Article Number: 12887 (2016)
- 齊藤 泰之 (神戸大学大学院医学研究科 講師)Saito, Y. et al. SIRPα+ dendritic cells regulate homeostatis of fibroblastic reticular cells via TNF receptor ligands in the adult spleen. Proc Natl Acad Sci USA 114(47): E10151-E10160 (2017)
- 該当者なし
- 該当者なし
- 羽間 大祐(神戸大学 大学院医学研究科 特命助教)Hazama, D. et al. Macrocyclic Peptide-Mediated Blockade of the CD47-SIRPα Interaction as a Potential Cancer Immunotherapy. Cell Chem Biol 27(9): 1181-1191 (2020)
- 該当者なし
- 該当者なし
- 小森 里美(神戸大学大学院医学研究科 特命助教)Komori, S. et al. CD47 promotes peripheral T cell survival by preventing dendritic cell–mediated T cell necroptosis. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 120(33): e2304943120 (2023)
- 大隈 貞嗣(三重大学大学院医学研究科)
- 中村 加奈(立教大学理学部生命理学科)
- 小谷 武徳(群馬大学生体調節研究所)
- 大浜 剛(山口大学農学部)Protein Phosphatase 6による消化管上皮細胞間接着制御
- 金丸 雄祐(東京大学大学院薬学系研究科)ミトコンドリア膜電位低下によるミトコンドリア局在型プロテインホスファターゼPGAM5 の膜内切断
- 久保山 和哉(基礎生物学研究所)Ptprz欠損マウスは実験的自己免疫性脳脊髄炎に抵抗性である
- 萩原 加奈子(近畿大学薬学部)S1P受容体調節剤FTY720を介するシグナル伝達機構の解明
- 草苅 伸也(群馬大学生体調節研究所)細胞質型チロシンホスファターゼShp2による脳機能制御
- 鷲尾健(神戸大学大学院医学研究科皮膚科学分野、同シグナル統合学分野)樹状細胞及び二次リンパ組織の恒常性維持におけるSIRPαの役割
- 山口 文音(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)切断型PGAM5のミトコンドリア外での機能
- 日野 浩嗣(熊本大学大学院先導機構)細胞周期のCDK/PP2Aのバランスを簡便かつリアルタイムに検出する光プローブの開発
- 該当者なし
- 工藤 風樹(北海道大学大学院理学研究院)Ser/ThrホスファターゼPPM1Dによる好中球機能制御
- 小森 里美(神戸大学大学院医学研究科)SIRPα陽性樹状細胞による末梢リンパ節ストローマ細胞の発達制御
- 谷 愛海(北海道大学大学院理学研究院)Ser/ThrホスファターゼPPM1Aの基質認識における基質立体化学の効果
- 藤原 信行(岡山理科大学獣医学部)Protein phosphatase 6は大腸癌細胞の幹細胞性を制御する
- 羽原 誠(山口大学共同獣医学部)カルシニューリンはエストロゲン受容体αの安定性および活性を制御する
- 曽山 弘敏(神戸大学大学院医学研究科)乳腺の腫瘍化におけるHippoキナーゼ経路の機能解析
- 宇野 早映(北海道大学大学院理学研究院)白色脂肪細胞の分化および脂肪滴形成におけるSer/ThrホスファターゼPPM1Dの機能解明
- 井上 昂海(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)Regulation of microtubules by mitochondrial protein phosphatase PGAM5 during mitophagy
- 目的:
- 長年に渡って優れた研究業績を挙げ、研究会の発展に寄与したシニアの研究者を顕彰するために研究会功労賞を授与することとする。
- 選考方法:
- 世話人の推薦に基づき、世話人会で協議の上授与の可否を決定する。
- 表彰:
- 日本プロテインホスファターゼ研究会研究集会において受賞者氏名、所属を発表し賞状および記念品を贈呈する。なお受賞者には、決定後、あらかじめその旨通知し、日本プロテインホスファターゼ研究集会において受賞講演を行っていただくこととする。
- 目的:
- プロテインホスファターゼとその関連領域に関する研究の進展を図るため、日本プロテインホスファターゼ研究会に所属する研究者の業績を賞揚することを目的に、日本プロテインホスファターゼ研究会賞を授与する。
- 応募対象:
- 次の各条項を満たす者。
- 申請時に日本プロテインホスファターゼ研究会会員である者。
- 申請年度の3月31日時点で満45歳以下である者。
- 応募方法:
- 応募者は毎年2月末日までに、事務局あてに世話人一名の推薦書、応募原著論文 (当該年度に発表されたもの)1編、論文の内容要旨、および最近3年間の発表原著論文リストをそれぞれ7部 (内6部はコピーでよい) 郵送すること。ファックスや電子メールでの申込みは受付けない。また、送付された書類は返却しない。
- 審査と選考:
- 選考対象は当該年度12月までの2年間に発表されたプロテインホスファターゼとその関連領域の原著論文1編とする。選考委員長(当該年度代表世話人)は世話人会メンバー数名によって構成される選考委員会を開催し、応募論文を審査の上、1ないし2名の受賞者を決定する。
- 表彰:
- 日本プロテインホスファターゼ研究会研究集会において受賞者氏名、所属、論文題目を発表し賞状および記念品を贈呈する。なお受賞者には、決定後、あらかじめその旨通知し、日本プロテインホスファターゼ研究集会において受賞講演を行っていただくこととする。
- 目的:
- 日本プロテインホスファターゼ研究会の若手研究者の業績を賞揚することを目的に、国内研究集会での若手(35歳以下)による優れたポスター発表および口演に対して研究会奨励賞を授与することとする。
- 選考方法:
- 当該年度代表世話人(委員長)と国内研究集会の口演セッションの座長によって構成される選考委員会が受賞者(2~3名)の選考を行う。
- 表彰:
- 国内研究集会において受賞者氏名、所属、論文題目を発表し賞状および記念品を贈呈する。
本賞選考規定に従い、2022年1月から2023年12月までに発表されたプロテインホスファターゼ関連領域の原著論文1編、論文の内容要旨、および最近3年間の発表原著論文リスト、世話人1名の推薦書に基づいて、選考委員会(下記参照)で慎重に審議をさせて頂きました。